ZEN LIFE

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トスカニーニ&NBC交響楽団 ベートーベン交響曲7番&2番

7番は1951年11月9日と10日カーネギーホールでの録音。

一楽章は割とオーソドックスな演奏。相変わらず切れがいい。録音もこの楽章は優秀だが、第二楽章がノイズあり。速いテンポだが、すごく歌ってる。第3楽章、速いが、さほど違和感なしだ。フィナーレは何だか素っ気ないが、それでも曲に澱みがなく爽快に終わる。

2番は1949年11月7日と1951年10月5日の録音。第一楽章、相変わらず速い。推進力が凄い。リマスターが上手いのか、響きも文句なしだ。モノラルなのを忘れる位よく響く。弦の響きが特に良い。第二楽章も速い。でも、聴いてて飽きが来ない。速くてしっかり響くのが心地よい。2番自体が可愛らしい曲だが、この2楽章の演奏は特にチャーミングでお気に入りである。第3楽章、弦がよくコントロールされている、キレのある演奏。ティンパニーがポコポコ鳴ってる。フィナーレも良い。ここでもティンパニーがポコポコ鳴ってる。そして、エグモント序曲。1952年1月14日の録音。好きな曲なので愉しく聴いた。この演奏がこのCDでは一番響きを感じないが、この硬い感じの音が曲に合ってる。後半の推進力が大好きだ。

1939年録音のベートーベン全集が良いといわれているが、チャンスがあれば購入しようと思う。